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[お知らせ] 2019年3月26日

体験者インタビュー

体験者インタビュー

体験者 : 中川 ゆり子さん
Interviewer : 松本 典子

傍目には仕事や恋愛を謳歌しているように見えた、バリキャリ女子だった彼女。

実はいつも満たされない思いがありました。嫌われる恐怖から相手に合わす恋愛や、
拒食と過食を繰り返す不安定な生き方に、遂に疲れ果てたとき「ミロスシステム」に出会いました。

そんな、47歳初婚、相手は19歳年下。
そんな中川ゆり子さんの、結婚に至るまでのドラマ、そして結婚後のお話を私、松本典子がうかがいました。

中川 ゆり子さん

人生のベースは両親の印象で作られる

松本

まずはじめに、ミロスシステムに出会うまでの中川さんの恋愛事情や仕事など知らず知らずのうちに、自分の人生のベースとなっていたご両親に関して、「どんな印象を持っていたか?」また、それによって「どんな生き方で、どんなことにつまづいていたか?」聞かせてください。

中川さん

父親については、仕事が忙しく、私の意見も母の意見も聞かず一方的に「こうしろ!」と自分の意見を通してくるタイプで、両親の喧嘩は絶えず、暴力もありました。

母はそれに従うだけの女性に見えて、そんな女性にはなりたくないと思いました。同時に父親に負けたくない、強く自立した女性になりたいと思っていました。

そして、男性に勝つにはどうしたらいいのかを常に考えていて中学、高校の時は、勉強ができればと思い頑張りました。でも、高校生の時に父親から、「女のくせに、お前は大学に行かせない!」と言われ、一気にやる気を失い、不良になりました。当時流行りの(積木くずしのように)すごい不良に…(笑)

その後、男性に依存したくないと思い、手に職をつけようと資格を沢山とったり、その当時付き合っていた彼の仕事の関係で、憧れていた華やかな芸能の世界でマネージャー業をしたりしていました。

モデル事務所でのマネージャーをしていたのですがそこは女性社長で女性ばかりの会社でした。社長の夫が副社長でしたが「いわゆる使えないおじさん」。アシスタントの男性もまったく使えない男ばかり…。自分の周りには使えない男性ばかりでしたね(笑)

そんな中で、仕事も頑張りすぎる傾向があって1週間頑張って土日ひきこもるとか、過食と拒食の繰り返しなどをしていました。今思うと、そうやってバランスをとっていた状態。いつもどこかに不安があって、頑張る目的のために、資格取得やダイエットを繰り返していたのだと思います。

その頃の恋愛のパターン

松本

その当時の恋愛はどんな感じでしたか?

中川さん

仕事では男性を見下していましたが恋愛では、どっぷり自分が相手に依存していました。この人なしでは生きられない、そんな感じになり、彼氏がいない時期がないほど、とっかえひっかえ、恋愛に依存状態でした。

松本

彼はどんなタイプの人が多かったですか?

中川さん

しっかりとした頼れるタイプが好きでしたが付き合っていくうちに、相手があの嫌った父親のように支配的になっていきそんな相手の中に弱さを感じた瞬間、嫌いになり、次々と相手を取り替えては、同じ繰り返しをしていました。

松本

恋愛中に結婚願望はありましたか?

中川さん

仕事をしたくない!と思うときは、結婚願望が浮上して仕事が楽しくなると、「結婚なんてそんなのいい!しないしない!」と思っていました。

松本

恋愛から結婚に発展するような相手はいなかったのですか?

中川さん

私は男性を見下げていましたが、私自身コンプレックスや弱みだらけだったので、本音が言えず相手と常に距離感があって、“自分を好きでいてくれるから好き”というような関係しか作れませんでした。そんな恋愛にどこか疲れていたので、結婚なんてしたら、どうなるのかと…。もし結婚しても、別居婚がいいと思うほどに、取り繕った自分でした。

また、一緒の空間にいられないほど仲が悪かった父親に、自分の人生は狂わされたとの思いがあったので、年齢が行くほどに、そんな父母の結婚なんて認められずにいて、結婚に対してネガティブなイメージがつきまとっていました。そんな状態でしたから、結婚には至りませんでした。

結婚の本当の意味を求めていた

松本

そんな中での「ミロスシステム」との出会いはどんな感じだったのでしょうか?

中川さん

子供のときの不思議な体験なのですが「あなたは本当の結婚をする」「遅い結婚である」という声を聞いたのです。それをずっと覚えていて、これからの人生に不安を感じていましたが、どこかで安心している自分がいました。

「本当の結婚とはなにか?」という疑問がずっとあって、友人が結婚すると「なぜ結婚するの?」「結婚ってなに?」といつも聞くほどに「結婚の本当の意味」を求めていました。

そんな時に、友人経由でミロスの本を知り「これこそ探していた答えだ!」と合致したのです。そして「男と女は体験をするために、元々一つのものが二つに別れて空間ができた」と聞いて、パートナーが必ずいると確信し、早く会いたいなと思いました。

パートナーとの出会い、結婚

松本

ミロスシステムを学ぶミロスアカデミーのカリキュラムを受講していく中でどんなことがありましたか?

中川さん

まず、驚くほど父親との関係が変わってしまったのです。母親の病気がきっかけに、それまで見えなかった父親の側面を知りこれまで父親に見ていた思い込みが外れて行きました。支配者でもなんでもなく、自分の話をちゃんと聞いてくれて、話ができるようになったのです。

また、MWMコースのカウンセリングでのやり取りのなかで、これまでの生き方に不具合を生じさせていた「無意識の自分」をどんどん知っていったのです。その中で強烈だったのが「自分は愛を受け取れない人」ということでした。それを知った瞬間、脱力感と開放感に満たされました。

そして、軽くなった私は自分の理想の相手像をポンポン出していたのです。

そんなカウンセリングの直後、友達が企画したイベントに遊びに行って彼に出会いました。

彼はそのイベントの1週間前に、その友達と友達になったばかり。しかも、そのイベントの日はたまたま彼の仕事が休みだったので参加できたとのことでした。

最初は他の人が気になっていたけれど、カウンセリングの時に言っていた理想像“音楽好き”というところで盛り上がったのです。

その時、連絡先は交換しなかったのですが友人の経営するカフェに行ったら再会して、そこから毎日連絡するようになりました。

その後もカウンセリングの次の日にデート。そんなことが続き自分が一番気にしている年齢のことや(相手が自分より19歳年下だったから)様々なコンプレックスや不安が、カウンセリングで開放されていくと相手との関係にもどんどん信頼関係を築いていくことができました。それは、これまでの恋愛では決してできなかったことでした。

そして、元々1つのものが2つに別れたということは自分がコンプレックスに思っていることは、彼も同じくコンプレックスに思っていたと、そうやって同じだったという安心、信頼感が得られたときに結婚を決意しました。

豊かなパートナーシップを創造できる夫婦へ

松本

結婚して6年目、その後のお二人はどんな感じですが?

中川さん

最初は「分かり合いたい!」という理想の思いが空回りして、すれ違いになることも多かったです。

それまで父親との関係で築いてきた「話をきいてくれない」という傷が浮上し、相手が自分を大切にしてくれない、一番にしてくれない、無視する人だと見えてしまい、大喧嘩にもなったこともあったり仕事に行く夫にすがり、夫の足を引っ張るようなこともしていました。

けれど、自分の深いところの気持ちを話していくと、さらにどんどん、自分と相手は“同じ思いや傷を持っていた”のだと知っていけて、お互いの様々な思い込みや信じ込み、これまで傷ついてきたと思ってきたことが、どんどん消えてゆくのです。

そして、安心感、信頼感が増してゆき、感情にとらわれていた生き方から解放されていきました。

最近は私達2人が魅力的な夫婦に見え、取材の依頼があったり、お互いに自分たちがやりたいことを夫婦の空間で話をしていると、それがどんどん実現していくのです。お互いがお互いのコンサルタントとして、共同創造している感じがとてもします。

そしてなにより、お互い信頼関係の中で思ったことをちゃんと言えること、こんなに近くにこんなに信頼を持って話せ、分かり合える人がいることが、本当に幸せです。

自分自身にくつろぎ、あれほど生きづらかった生き方からこれまで得られなかった安心感を持って生きられることを、そして、豊かなパートナーシップを一人でも多くの方に体験してもらいたいです。いくつからでも、遅くありません。あきらめないでほしいです。

【編集後記】

恋愛や結婚、うまくいかない男女関係には、まちがいなく、両親との関係性の中で自然とつくってしまった「自分への間違った認識」や「生き方・考え方の困った癖」があります。

それに気づくことなく、何度も相手を変えてきた彼女でしたが「ミロスシステム」に出会うことで願った以上の「理想のパートナーとの豊かな人生」を手に入れました。

世間では、離婚者の増加や未婚率の上昇を問題としております。

しかし私達は、その社会課題の奥にある、個々人の「自己認識」やそれを作り出した「思考形態」を根底から覆していくことで、御本人にも想像がつかなかった「豊かな男女関係」を育んでいけるようその力をつけていただくお手伝いをしております。

あきらめるなんて、もう、ナンセンスです!一歩踏み出す勇気が、あなたの人生をいま変えていくことができます。


Interviewer:松本 典子