実証報告 2020年6月17日
研究シェア報告~テーマ:親子関係~
研究シェア報告~テーマ:親子関係
【セカンドライフ】ラボラトリーでは
研究員&サポーター間で、『新次元思考テクノロジーMIROSS』によるセカンドライフ世代に関わる社会課題解決や予防に向けての(研究)シェアなども行っています。
今回の研究テーマは【親子の関係性について】
親子関係(体験)を通して、“親を見る目”や“思考パターン”、“内面と外面との関連性”などを話し合いました。
“親を見る目”や“思考パターン”、“内面と外面との関連性”
規律正しく頭の良い父は、できない姿(相対)を相手に映し出していた為、よく子どもを叱っていた。(自己否定は強化され)出来るフリを演じなければいけなかった。
父との関係が希薄だった(男性との接し方にも影響していく)。
大人しい父だったが、父の一声で決まる、主導権があった(不平等、比較)。
とにかく(他者から認められるように、世間体重視)躾が厳しかった。物を大切にする、日本語の美しさを教わった。
父から感じたものは、頑固な男性性。絶対的で怖い存在。母は争いを避けるために言うことを聞く、どこかで怯えているよう(感情を抑圧していく)。
父と母の間で伝わる緊張感。親に怒られるから、何でも自分でやってきた。(極度の偏りから反転)我慢も耐え切れず反抗してしまうことも。
真面目で、きちんと育てられたが、娘は不真面目で思い通りにいかない(過去に自分が我慢していたことをする)。
反抗する娘との関係(子どもは失われた自己を映し出していた)。
夫からの怒りや暴力。長年我慢していた気持ち(隠した自分の無意識)を夫や孫が見せてくれていた。
親が無視をする(自分の内面の葛藤に触れないよう逃避)。
ワガママは悪い子という(-の)ジャッジ、迷惑をかけないように(+へ)。実は、親も子も我慢(同じ内面同士)。
父と主人に感じることが、自分の男性性(内面)として一致したことで癒された。
等々…
【感想・コメント】一部抜粋
野坂 研究員より
セカンドライフ世代の親子関係について感じた事。それはなんと言っても…“怖い父親像”だと感じました。これは男尊女卑(分離や比較)が色濃く残る、この世代特有のものだと思いました。そしてこうした親を見る目がベースとなり、親子関係のパターンが綿々と受け継がれていくのです。しかし、家族のたった一人でも、こうした親を見る目や観念体系をリセットしていくことができれば、家族間の関係性は劇的に変わってしまうのです。
藤岡 研究員より
親子間に隠された“関係性の仕組み”を知らない限り、親のカプセルから抜け出すことはできません。誰もが必ず親の影響を受け育っていく中、私達の世代は、威厳のある頑固で怖い父と下働きをしているような我慢の母に育てられ、ほとんどの方が親に怒られないように生きてきたように思います。過去の拘りや思い込み等から一瞬で解放していくことで、大きく人生のプログラムが変わります。セカンドライフ世代の方々が本当の自分を知り自由に創造する生き方にチェンジすることで、若い方々にも影響を与えることになるでしょう。
原田 研究員より
“支配と依存(服従)”という関係性…実は同じ無意識が引き合っています。父は強い支配者としての夫、母は従順な良き妻として、自分に価値を感じられない2人が、そこに価値を互いに見出していたのでは?しかし、“支配”は妻や子を守る為、自分を鼓舞し強くあらねばという頑張りと愛。“依存”は我慢の裏に、守ってもらえる安心感と強かに支配する女性の強さ。そうした盲点が観えると、親に抱いた抵抗感や思いが変わるのでは?外側に見た関係性は、自分自身との関係性。どちらにせよ、両親を理解することで、家系のプログラムを超え、全く新しい創造的な生き方が始まります。
親子関係について、十人十色の体験と意見が飛び交い、楽しい話や新しい発見は尽きることはありませんでした。
社会課題解決や予防へのヒントやきっかけになれるよう、セカンドライフ世代に関わる様々なテーマに基づいた研究シェアなどにも取り組んでいきたいと思います。