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実証報告 2021年6月25日

実証例⑩★紹介

今回は、ミロスシステムを通して、自分の感情や無意識を開放し、自分自身とのコミュニケーションが取れるようになったことで、モノクロからフルカラーの人生へと変容を遂げた方(M.Cさん・60代女性)の実証例をご紹介します。

実証例⑩

モノクロからフルカラーの人生へ(M.Cさん・60代女性)

ふと、1枚の白黒の写真を思い出しました。その写真は今は無く、その存在すらすっかり忘れていました。

私なんて…という思い込み

私は4人家族の長女として生まれました。その当時、両親は共働きで、私を保育所に預けるということができない頃だったので、私を色んな所に預けて仕事をしていました。幼いながらも「私なんか愛されてないんじゃないか」「いない方が、良かったんじゃないか」「生まれてこない方が良かったんじゃないか」と間違った思い込みや自己イメージを作っていったように思います。

そして、最終的に私は保育園に預けられることになりました。その保育園でブランコに乗っていた私を父が撮影したことがありました。父に手を引かれ、帰って行く父に「私を置いて行かないで!!」と寂しい気持ちで叫びたい気持ちを我慢していた、そんな当時の私… 急に思い出したのが、白黒の写真に写る、その寂しそうな自分だったのです。

「母を取り戻したかった」けれど、親に寂しい気持ちを言えなかったし、ずっと我慢していました。親を困らせたくないし、親に心配されないように、良い子の道を進んで行きました。やがて、7才離れた弟ができました。弟はわがままでしたが、私は相変わらず手のかからない良い子。心の内ではどこか欠乏感を持ったまま大人になっていきました。

父と正反対の男性と結婚

父はひ弱な感じの人で、自分でも「俺は弱いんだ~~」と口癖のように言っていました。ですから結婚をするなら父とは正反対の、元気で社交的な男性を選び、今の主人と結婚しました。ですが、時が過ぎると父と同じように感じることがありました。それは「寂しさ」でした。

主人は海外出張や単身赴任(海外)をしていました。「俺は家事はしない!」ということをよく言っていましたが、考えて見たら海外で1人でいるので、家事もしただろうし、きっと寂しさも味わっていたと思います。主人は家族の為に一生懸命頑張ってくれました。寂しい思いをさせましたが、私も主人がいなくて寂しい思いをしました。お互いに感じることは「寂しさ」でした。

寂しさを抱えた母と父の結婚生活

何故こんな風に寂しさを感じるのか?両親の生い立ちなども含めて感じてみました。そこで思い出したのが、母の生い立ちでした。

母は、9人兄妹の上から4番目でした。当時のことなので子沢山、そんな母は5年生の時に、家から近い子どものいない夫婦に養女でもらわれました。そして大きくなって結婚するときに養子さんを迎えましたが、祖父と気が合わずにいじめられて最初の婿さんは帰ってしまいました。

そして次に来たのが、私の父親でした。父は当時、最初のお嫁さんと可愛い2歳になる娘さんを亡くして寂しい思いをしており、親戚の人の紹介で2人は再婚しました。お互い寂しさを抱えながらの再婚でした。
これでやっと幸せになれると思ったのに、2度目になる婿さんも、やはりいじめる祖父!

その後、2人はその家を出て点々と住居を変えながらですが、私や弟を育ててくれたようでした。だから、両親ともに働いていたので祖父母にも預けられず、私を他人の誰かに預けながら仕事をしていたそうです。当時のことなので、誰かに預けることは難しかったのではと思います。

母親との記憶といえば、働き者ですが、気の強い母はいつも父をけなし、「やることが遅い!約束しても遅れてくる」とよく言っていました。両親から感じること(両親を見る目)も、また「寂しさ」でした。

幸せを求めるも多額の借金が

やがて、私にも子どもが二人出来ます。ですが、私は幼少期の欠乏感を抱いたまま大人になり、結婚しても育児に向かう中での子育ては、とても不安でした。親との関係性が希薄だと思っていたのか、子どものころの寂しさもあいまって、その上主人が単身赴任となった時に、不安はピークを迎えていました。

その頃に、たまたま誘っていただいた宗教の方に、「子育てに良いですよ」と言われて宗教に入り、多額の借金をしてまではまり込んだのです。『幸せになる為』にと金銭を出してきましたが、幸せを感じることはありませんでした。むしろ、宗教に縛られているように感じたり、束縛も感じていました。毎年、決められた目標額を収めることに躍起になっていましたがどうにもならず!そこまでのめりこんで、気づくと10年が過ぎていました。

ミロスシステムに出合い解放される

そんな時に、ミロスシステムに出合い、これで「自由になれる!」「好きなことをしていいんだ」と感じたことを今でも忘れません。その当時のことですが、今から思えば束縛してきたのは外側の誰かではなく、自分が自分を束縛していたことが解り、ミロスシステムを通してようやく解放されました。

また、私は人とのコミュニケーションが苦手で散々人に合わせて生きてきました。言いたいことも言えず、いつしか本当の自分の気持ちが解らなくなっていたのでしょう。

いつの間にか(思考で)知ったかぶりする自分も作り上げていました。「これ以上、自分に嘘をついて生きていけない!」と限界に達した時に、(今迄の思考を手放し)お手上げしました。人とのコミュニケーションが苦手だと思ってきましたが、自分とのコミュニケーション不足がそのまま外側(他者)との関係性に反映されていたことが解ったことで、さらに解放されました。

3年前に脳梗塞を起こしましたが、お陰様で後遺症も無く軽く済みました。言いたいことが言えない分、自分に我慢した分、身体で表現していました。どれだけ自分が自分を解ってやらなかったか、自分の身体を苦しめてきたかを知りました。「気が付いてやれなくてごめんなさい」と、この身体が愛おしく感謝が溢れました。

人生がフルカラーに!

ミロスに出会って、「私の白黒の人生はフルカラー」に変わりました!回り道もしてきましたが全ては、「これで良かったんだ」と落ち着きました。朝目覚めた時にこんなことを感じました… 。そう、今まで、点でしかなかった人生の出来事が、「やっと全てが繋がった」ことを!

今迄でしたら新しい方にカリキュラムなどを誘われても、今までだったら断っていましたが、「私にもタイミングが来たのでしょう」と、(未来の直観として)何か感じたものは断ることもなく、「は~い!」という風に参加するようにもなりました。

「置いてきぼり」や「寂しさ」ばかり感じていましたが、何故そう感じていたのかがようやく解かりました。

私の両親は再婚どうしの結婚でした。今回改めて、それを感じていくことでようやく自分の中にずっとあった寂しさを感じてあげることができました。もう父も母も今は亡くなっています。でもこうして思い出して書くことが出来たことで喜んでくれていると思います。

幼い頃に、自分の思い込み(自分を見る目)で作った傷を自分の人生の中で、何度も体験を繰り返し、やっと今それが一直線に繋がりました。ミロスシステムに出合い、人生を紐解いたことで、全てが解放されフルカラーの新しい第二の人生を体験しています。♬


 

【編集者より】

いかがでしたか?

本当の自分の感情や気持ちと繋がることで、本来備わった感性や直観なども蘇っていきます。自分自身とのコミュニケーションが取れることで、人間関係はもちろん、健康、経済など、あらゆる分野において、素晴らしい循環が始まっていきます。

誰もが創造性や可能性溢れる人生を過ごすことができるよう… こうした実証例などもご紹介していきます。